しょっぺのが好き

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子どもの頃、婆ちゃんが家族のご飯を作ってくれました。味噌汁、焼き魚、漬物、煮物。婆ちゃんの味は田舎料理。季節料理でシンプルなものばかり。

子どもだって気が付く、今日はしょっぱいか薄いかは。明らかに婆ちゃんの機嫌が悪いとしょっぱい。薄いと体調が良くないんだと分かったもんです。はたまた何食べても美味しくないのは自分の体調が悪かったりもして。

「婆ちゃん、今日の味噌汁、味が濃いね」って言うと、「仕事でお世話になってる〇〇さんから頂いた味噌なんだよ。」って事も。小さなテーブルに並んだ家庭料理の味で、人を察し寄り添い自分の体調も知り、世間様との繋がりも分かったもんです。

今は家庭料理といっても、袋を開けたら直ぐ食べられるもの。学校の給食だってみんなと同じ味のものを食べてる。減塩だ無糖だ低カロリーだと健康志向だけど、一向に病人は減らない。むしろ増えている。

どれも美味しいし、いくらでも栄養は補給できる豊かな仕組みの世の中になった分、ちょいと味が悪いと大騒ぎになってしまう。ひどいと社会的制裁が下る。

不便だった時代に婆ちゃんがいつも作ってくれたような家庭の味で、薄いだのしょっぱいだのって感じながら、人の体調や心理や世間を知ることができた世の中っていうのが、今は消えつつある。

いじめ、心の病、がん、自殺。一向に減らないのはさ、豊かさがゆえの味覚が衰えてしまったからかもしれないね。

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