第38話 12月15日放送

「躾」

 僕も二人の子を持つ親として、子育てについては、それなりのやり方をしています。 まずは子供には期待をしないこと。やりたい事を自分で見つけてほしいから。 それと、一日に最低一回は笑わせること。子供の笑顔が何よりの幸せだから。 「勉強しなさい」と言わないこと。遊びが何よりの勉強だから。 子供は親が育てるとは思わないこと。 僕自身が仲間や地域に育ててもらっているくらいだから。 以上。これくらいしか考えていません。
 これだけ?親として、もっと教育してあげなきゃいけないだろうって、 怒られるかもしれないけど、子供の立場になって考えてみたら、 そんなにいっぱい、あーだこーだと伝えられても、かえって戸惑うと思うんです。
 だからって放任主義でもないんです。 子供とは程良い距離間があったほうがいいんだと思うんですよ。 だって、親は働いているし、子供だって学校に行ってますから、 親子で顔を合わせる時間なんて、一日に数時間しか無いわけで、 子供の時間は、子供に任せるしかないからです。
 ただ、任せるにしても、これだけはしっかりして欲しいってのがなきゃいけないですから、 厳しく躾けているのが、箸の持ち方と鉛筆の持ち方です。 たとえ勉強の成績が悪くても、それは僕のDNAを受け継いだから仕方ないとして、 箸と鉛筆の持ち方は、他人から教わったんでは、親の恥です。
 僕は死んだ爺ちゃんから教えられた覚えがあって、それは今でも感謝しています。 爺ちゃんは言ってました。どんなに頭の良い人間だろうが、 箸の持ち方が悪いだけで、親から何を教育されたんだって思われるんだからなって。

続きは、また来週です。